コテコテ油がついた換気扇の掃除のポイント

コテコテ油がついた換気扇の掃除のポイント

大変な換気扇掃除

一年の終わりに行う大掃除の中でも大変な場所の一つが換気扇です。
油で汚れてべたべたになっている換気扇は掃除も大変ですし、なかなか汚れが落ちないこともあります。

できれば掃除したくないと感じる人もいますが、汚い状態で年を越すのはもっと嫌なものです。
そこで、ここでは自宅でできる換気扇掃除の方法を紹介していきます。

換気扇掃除で大切なのは漬け置き

換気扇の汚れは漬け置きすることで落ちやすくなります。
どうしても洗剤と油汚れが反応するまでには時間がかかってしまうものです。
そのため汚れをしっかりと落とすためには漬け置きが大切です。

漬け置きもただ洗剤につけておけばいいわけではありません。
適切な温度、濃度にして漬け置くことでスルスルと簡単に汚れが落ちるようになります。

また、温度も大切です。
冷たい温度では油の汚れは落ちにくくなります。
そこで時期があえば冬よりは夏の方が油汚れは落ちやすいです。

換気扇掃除の方法

換気扇を掃除するにあたってはまず最初にコンロの上に新聞紙を敷くことから始めます。
これは油汚れでコンロを汚さないようにするのはもちろんですが、コンロを傷つけないためにもすることです。
新聞紙は何枚か重ねて敷いておきましょう。

次に換気扇のフィルターを外してファンも外していきます。
外すのは簡単ですが、最後に戻すのは大変です。
うまく戻せる自信がない人は取り付け方を覚えておくためにも換気扇の様子を写真で撮影しておきましょう。

換気扇のフィルターが外れたら漬け置きをしていきます。
シンクにタオルや新聞紙を敷いて傷がつかないようにしたら、その上に二重に重ねたゴミ袋を用意してフィルター類を入れていきます。
その後、40度から50度のお湯を入れて漬け置きをするだけです。

漬け置きをする際、一般的には重曹を入れていきます。
重曹は入れすぎると塗装が剥げる原因です。
そこで、重曹の量は適量を守るようにします。

フィルターがしっかりと重曹の溶けたお湯に浸かったらゴミ袋の口を結んでしばらく置いておきます。
汚れがひどくなければ10分から20分、ひどい場合には1時間ほど漬け置きしましょう。

待っている間には取り外すことのできない部分を掃除していきます。
直接スプレーをかけて掃除をすると液だれをしてしまうのでスポンジに直接洗剤やお湯をつけて洗っていくのがきれいに仕上げるポイントです。

漬け置きしておいたものはそのまま水で流すだけでもほとんどきれいになります。
ただ、細かな部分は汚れが残っていることもあるのでスポンジでこすったり、使い古しの歯ブラシでこすったりして汚れを落としていくと仕上がりがきれいです。
汚れが落ちたらしっかりと乾かして元の状態に戻したら完成です。