勉強しなさいとガミガミ言う親

東大生の親は勉強しなさいと言わない?

東大生の親は勉強しなさいと言わない?

子どもはのびのびと育てたいものですが、将来のことを考えると勉強はしっかりしてほしいというのが親心ですよね。

勉強ができる子にさせるためには、偏差値の高い大学に合格した子の勉強法や家庭環境を参考にしてみると良さそうですが、調べてみると意外な事実が分かってきました。
なんと、東大生の親は自分の子どもにたいして「勉強しなさい」と言わないそうなのです。勉強を強いるようなことをガミガミ言わなくて済むならそれに越したことはないですが、勉強しなさいと言わずに勉強ができる子にするには、どうすればいいのでしょうか。

東京大学についての基本

東京大学は日本の国立大学の頂点に立ち、随一の学力を誇る学生が集まる大学です。
そんな東大には、3つのキャンパスがあります。

① 本郷キャンパス
② 駒場キャンパス
③ 柏キャンパス

東大と言えば「赤門」ですが、その赤門がある場所が本郷キャンパスになります。
しかしこの赤門がある本郷キャンパスに通うようになるのは、なんと大学3年生からです。
では、1年・2年生はどこのキャンパスに通うのかというと、次に紹介している駒場キャンパスになります。

本郷キャンパスがあるのは東京都文京区で、駒場キャンパスがあるのは東京都目黒区。
そのため東大に合格し状況する場合、本郷キャンパスを拠点に考えるか、駒場キャンパスを拠点に考えるかで住む場所も変わってきます。
できれば中間地点に住むのが一番ですが、そうなると都心部のため家賃相場もかなり高くなりがちですので物件探しも一苦労です。

なるべく家賃が安く立地が良い場所に住みたい場合は、学生専用の物件に住むことをおすすめします。学生専用の物件にはオーソドックスな学生寮がありますが、最近では寮に基本は似つつも門限なし、来客可能な以下のような学生会館があるのでおすすめです。
東京大学(本郷キャンパス)の学生会館
東京大学(駒場キャンパス)の学生会館

ちなみに東大の柏キャンパスについては、主に工学系の大学院があるキャンパスです。
これから東大を目指す人は、まずは駒場キャンパス、そして赤門のある本郷キャンパスに繋がるということを覚えておきましょう。

子どもを東大に行かせた親の話し方

全国から頭の良い子どもたちが集まるわけですから、その勉強法や教育方針も普通ではないでしょう。ずば抜けた学力を得るための勉強法は、完全には真似できなくても、各家庭で実践できるコツがありそうですね。

子どもを東大に行かせた親の特徴としては、子どもに対する話し方に共通点があるようです。
やみくもに「勉強しなさい」と言い続けるのではなく、興味を持たせるような話し方をしているのだとか。確かに、自分が子どものころも「勉強しなさい」と言われるとかえってやる気がそがれていました。
しぶしぶ勉強していても面白くありませんし、当時は勉強の価値をあまり分かっていなかったので作業的に勉強をしていたように思います。

気持ちが乗っていないからかあまり身につかなくて、勉強しているのに学力が伸び悩むという悪循環に陥ることもありました。
勉強をしなければいけない理由も、勉強しないと将来苦労するからとか、周りに置いて行かれて恥ずかしいからといったネガティブなものばかりで、勉強に対してポジティブなイメージはありませんでしたね。

東大生の親は逆で、勉強することで得られる良い面を伝えるようにして、子どもの興味を引いたり熱中させたりすることに徹しているようです。

NGな行動・発言

ネガティブな理由で勉強を強いること以外にも、NGな行動や発言があります。

たとえば、テストの点数を常に監視するようなことは絶対にNGだそうです。子どもがテストで悪い点をとってきても、そのことを責めてはいけません。
悪い点をとってしまった辛さは本人が一番理解しているので、親が追い打ちをかけるようなことをしてはいけないのです。

また、勉強をしているところを親が監視するようなこともNGです。ちゃんと勉強しているか気になるとは思いますが、そこはグッと我慢。一番いいのは、子どもが自発的に親の見えるところで勉強する習慣をつけることです。

自室でダラダラ勉強するよりも、リビングで勉強した方が自分を律することができて子どもにとっても良いそうなので、それとなくリビングで勉強するよう促していみるといいかもしれませんね。